アイヌ語形態素エクスプローラ
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北海道釧路地方標茶町

阿歴内

あれきない Arekinai

出典ではこの名は由仁町のヤリキレナイ川の類例として扱われ、示される二つの読みはそちらの二つの読みに対応する。

アイヌ語表記: Arki-nay

語源分析

arke-nay

アㇽケナイ

提案

片側の川

提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))

ヤリキレナイの i-arke-ne-nay、i-arkere-nay と並べて、arke によって両地名を読むかたちの一つとして立てられる。

反論

  • arke は後置の位置名詞であり、nay-arke〈川の片側〉なら文法的に自然だが、この順番をひっくり返すためには所属系 arkehe を使わなくてはならない。arke-nay が不自然である以上、このままでは歩けない。 — zenibako_trek zenibako_trek2024
zenibako_trek2024 「阿歴内」
分析の詳細
確信度: 低

arke も nay も辞書にあるが、位置名詞と主要部の語順がこの読みに反し、著者もこの読みを保留している。

arki-nay

アㇽキナイ

提案

来る川

提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))

arki は〈来る〉の複数形で、複数のものがやって来ることをあらわす。ヤリキレナイの i-arkire-nay と対になり、そちらは同じ動詞の使役形である。

根拠

  • 形態パターン

    自動詞に nay を続けた川名は文法的に無理がなく、arke で生じる語順の問題も起こらない。

zenibako_trek2024 「やつらがたくさんやって来る」田村1996 s.v. arki
分析の詳細
確信度: 低

arki も nay も辞書にある語で形も文法に適う。この読みはヤリキレナイとの対比に基づき、文献記録は挙げられておらず、何が来るのかも述べられていない。

関連地名

  • ヤリキレナイ川(由仁町) やりきれないがわ — この名と並べて読まれる地名。出典は両者を由来の親戚と見て、ヤリキレナイを同じ動詞の使役形 i-arkire-nay と読む。 zenibako_trek2024

出典