チカパネ岬 ちかぱねみさき Chikapane
北海道後志地方積丹町美国
アイヌ語表記: Cikapuni・Cikapanei
板切石の七つの崎のうち最も見どころのあるもので、大きな崩れの途中に真っ白な丘がくっついている。
指示対象
- 山 婦美の町営牧場の148m 地点付近にある岬。大きながけ崩れの地形と真っ白な火山灰の斜面が見える。どの現代の地図にも載っておらず、記事は唯一岬名として記す目賀田帯刀『北海道歴検図』をもとにこの名を用いる。
語源分析
cikap-un-i
チカプニ ‘鳥のいる所’ 提案提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))
記事はこれを普通に考えた場合の読みとする。著者が訪れたときには、このあたりを鳶が飛び回っていた。
根拠
- 同型地名
旭川に近文という有名なコタンがあり、そこもチカプニで鳥が留まる岩に由来している。
確信度: 中
cikap「鳥」は用いられた語義のまま辞書にある語で、un-i の形も普通であり、同型の類例が旭川にあり、記事の中でこれに異を唱える出典はない。
zenibako_trek… チカパネ岬
cikap-pa-ne-i
チカパネイ ‘鳥頭のような所’ 提案提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))
岬の先端を鳥の頭に見立てたもの。記事は同じ考えの別の形として cikap-pa-an「鳥頭がある」を挙げ、いずれも面白地名解にとどめておきたいとする。
確信度: 低
各要素は辞書にある語である。著者自身がこの読みを本気の候補から外している。
zenibako_trek… チカパネ岬
teske-pa-un-i
テㇱケパウニ ‘反り返った岬あるもの’ 提案提唱者: 諸説
記事が提唱者を示さずに伝える解釈。
確信度: 低
田村は teske を自動詞「そる、それる」として載せる。この読みは cikap の読みよりも記録された表記から遠い。
zenibako_trek… チカパネ岬
用例
- テカハアニ/ツカハネ/チカハウニ/チカホニ/チカハネ 文献 Edo period 旧記類
旧記の表記が安定しない。
zenibako_trek…
出典
zenibako_trek…