襟裳 えりも Erimo
北海道日高地方えりも町
アイヌ語表記: Enrum
記事がそのまま残した数少ない日高の地名の一つ。
位置
41.9244, 143.2494 · 座標:OpenStreetMap Nominatim, 2026-09-10。襟裳岬 の位置。 OpenStreetMap で開く
指示対象
- 岬 襟裳岬。日高山脈の末端にある。北海道南端のように思われがちだが実際は函館のほうが南にあり、強風で知られる
語源分析
enrum
エンルム ‘岬’ 定説- en ‘突き出た’
- rum ‘頭’
提唱者: 定説
著者はこの読みを支持する。enrum は岬を表す語で、少し分解すると en-rum「突き出た頭」となる。アイヌ語のン音は弱く時々現れたり消えたりするため、エンルムとエリモは対応する。erum「鼠」とする説もあるが、著者はたまたま音が似ていただけと見る。北大のエルムの森は楡を意味する英語 elm であり全く関係がないとも付け加える。
確信度: 低
enrum は「…の先」を表す位置名詞として辞書にあり、地形も明白である。en と rum への分解は著者によるもので、記事はどちらの要素にも辞書の典拠を挙げていない。
zenibako_trek… 「襟裳(えりも)」
Eremu-not
‘ネズミの岬’ 提案- Eremu ‘ネズミ’
- not ‘岬’
提唱者: John Batchelor
確信度: 低
1905年刊行のバチェラーの辞典に印刷された読みと語義。分節はバチェラー自身のもので、その要素のいくつかは辞書の見出し語に対応しない。
Batchelor1905 § V "Place Names Considered", s.v. Erimozaki
関連地名
- エンルムとエントモ — 「エンルム」と「エントモ」の地名は全道各地にあり、いずれも岬を表す。記事はこれを別物として分ける。エンルムのほうがより際立って突き出ており、エントモのほうは地図上で見るとあまり岬のようには見えない。室蘭の絵鞆も定説では enrum とされるが、著者は幌泉と同じ理由で退ける。 zenibako_trek…
出典
zenibako_trek… Batchelor1905