堀株 ほりかっぷ Horikappu
北海道後志地方共和町・泊村
アイヌ語表記: Horka-p
堀株川は岩内平野の鮭の川である。尻深のアイヌはこれで漁をし、和人の関心は鮭から鰊へと移って、地域の拠点は御鉾内とその港へ動いた。
位置
43.0702, 140.5423 · 座標:OpenStreetMap Nominatim, 2026-09-10。堀株村 の位置。 OpenStreetMap で開く
指示対象
- 川 堀株川。岩内平野のほぼ全体を流れる。明治より前はほぼ一貫して「シリブカ」川と呼ばれた。これを遡りペンケシマツケナイ(島付内)で左に曲がると、余市へと繋がる稲穂峠への道がある。昔からの余市と岩内を結ぶ重要ルート。
- 集落 河口部、堀株港のあたりの地区。アイヌ期の遺跡がある。
語源分析
horka-p
ホㇿカㇷ゚ ‘後戻りする所’ 定説提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))
堀株川が河口付近で大きく蛇行していた部分を指す地名。河口の砂丘と旧河道の跡は今もたどれる。
確信度: 低
horka も名詞化の -p も提案どおりの意味で収められている。指示対象である河口の蛇行は地形からの読み取りによる。
zenibako_trek… 「堀株とシリブカ川」田村1996 horka ホㇿカ【副】逆方向に
関連地名
- 尻深 しりぶか — 同じ川と地域の古い名。 zenibako_trek…
- 幌似 ほろに — 堀株川の中流、共和町役場と幌似駅の近く。poro-ichan〈大きな鮭の産卵場〉の転訛で、ここで沢山の鮭が採れたことを意味する。和人の御手作場も造られた。『志利辺津日誌』は近くのフシココタンについて「此所昔人家有し由なり、今はなし。」と記す。 zenibako_trek…
- 島付内 しまつけない — 余市山道の国富交差点あたり。笹小屋があり、春に山から降りてくるときにここで一泊したという。地名は「横向きの川」の意とされる。 zenibako_trek…
- 茶津 ちゃつ — casi〈砦〉。泊原発の敷地内。雷電岬から古平までを支配した寛文年間の大酋長カンネクルマの砦がここにあったようである。アイヌはこれを「義経様の城跡」だとも伝えた。 zenibako_trek…
出典
zenibako_trek… 田村1996