幌筵島 ぱらむしるとう Paramushir
千島列島北部(北千島)
アイヌ語表記: Paramoshiri・Poro-moshiri・Uréshi・Nuben-moshiri・Sesebumoshiri
鳥居の島内地名解(pp. 48–53)はこの島が最も長い。話者ニキハルは島の東・南・北を知り、西を知らなかった(p. 40)。
位置
50.3840, 155.8322 · 座標:OpenStreetMap Nominatim, 2026-09-11。幌筵島 の位置。 OpenStreetMap で開く
指示対象
- island 北千島最大の島。占守島の南。千島アイヌの常住集落があった三島の一つ
語源分析
Poro-moshiri
ポロモシリ ‘大島’ 定説提唱者: 鳥居龍藏 (Torii Ryūzō)
鳥居が聞いた千島アイヌの形。彼の単語集に Poro「大」、Moshiri「島」がある。
確信度: 高
両要素とも鳥居自身が記録した普通の語で、島は群中最大。Paramushir・幌筵・Парамушир の a とアイヌ語形の o の関係は別の未解決の問題。
鳥居1903 p. 42鳥居1903 第六章 千島地名普通單語集 (pp. 156–172), Poro鳥居1903 第六章 千島地名普通單語集 (pp. 156–172), Moshiri
Uréshi
ウレシ ‘人を多く育てる所’ 提案- uréshi ‘(鳥居:「人を多く育てる」)’
提唱者: 鳥居龍藏 (Torii Ryūzō)
語釈つきで記録された別名。鳥居は分析しない。
確信度: 低
この形に対応する辞書の語はここでは同定できず、語釈は話者の説明のみに拠る。
鳥居1903 p. 42
用例
- Paramoshiri 口承 1903 鳥居龍藏『千島アイヌ』第二章「千島地名解」
土人は Poro-moshiri(大島)と云ふ、又 Uréshi(人を多く育てる所)Nuben-moshiri, Sesebumoshiri とも稱せり
見出しは Paramoshiri(波羅牟志利島)。千島アイヌの形として Poro-moshiri「大島」を挙げ、さらに Uréshi「人を多く育てる所」、Nuben-moshiri、Sesebumoshiri を記す。
鳥居1903 p. 42
出典
鳥居1903