アイヌ語形態素エクスプローラ
地名一覧

社台 しゃだい Shadai

北海道胆振地方白老町社台

アイヌ語表記: SattaySatay

どちらの読みも第二要素を tay「林」と取る。分かれるのは第一要素と、名がどこに属するか、海岸側の土地か上流部の台地かである。

位置

42.5788, 141.4174 · 座標:OpenStreetMap Nominatim, 2026-09-10。社台 の位置。 OpenStreetMap で開く

地名表での読み: サタイペッ Sa-tay-pet

指示対象

  • 集落 白老町社台。苫小牧との境界近くにあり、室蘭本線の社台駅がある
  • 社台川。上流部に社台の滝とインクラの滝があり、その上に「社台台上」と呼ばれる広大な台地が広がる

語源分析

sa-tay-pet

シャタイベツ ‘前の林の川’ 定説
  • sa ‘前’
  • tay ‘林’
  • pet ‘川’

提唱者: 定説

反論

  • sa は位置名詞であり、他動詞を間に挟まなければ前に置くことができない。「林の前の川」なら tay-sa-un-pet といった形になるだろう。旧記類ではすべて「シャダイ」でベツがついている例がなく、著者はなんでもかんでも pet をつけて解釈したがるのは地名学者の悪い癖だとする。 — zenibako_trek zenibako_trek…
確信度: 低

各要素は辞書にある語だが、名詞の前に立つ sa の並びが文法上の争点であり、pet は記録に現れない。

zenibako_trek… 「社台(シャダイ)」

sat-tay

シャタイ ‘広がる林’ 提案
  • sat ‘一面に広げたように見える’
  • tay ‘林’

提唱者: zenibako_trek(小樽銭函地名歴史研究会) (zenibako_trek (Otaru Zenibako Place-Name and History Society))

sat は通常「乾いた」の意味で使われるが、著者は「一面に広げたように見える」という意味もあることが確認されているとし、満点の星空のような情景にも sat が使われると述べてこの意味で読む。指示対象は社台の滝・インクラの滝の上に広がる高原で、ほとんど傾斜がなく特徴的な地形を形成している。現地アイヌは「大滝ある故に名付く」としており、著者はこれも上流部が名の指す場所であることの裏付けとする。

確信度: 低

tay は使われた意味のまま辞書にある語で、pet を補わずに記録された表記に合う。分析が要求する sat の語義は著者が報告するもので、記事の中で典拠は示されていない。

zenibako_trek… 「社台(シャダイ)」

用例

  • シャダイ 文献 Edo period

    旧記類ではすべて「シャダイ」で、ベツがついている例を見ない。

    zenibako_trek…

出典

zenibako_trek…